十字架学園


「わー!!似合ってる!」


どこのオネェだよ、とまたまたツッコミたくなったが我慢。



「先生、教室には向かはないんですか?」



「その前に一旦学園について説明するね」


そう言って真面目な顔になる。



「この学園で絶対に守らなきゃいけないルールがあるんだ。
それはね....“家族や外部との接触禁止"。このルールは絶対なんだ。だから、学園から外に出ることも基本的には禁止なんだ」


外部との接触禁止....か。



それは生徒の身を守るため。



外出禁止も同じ理由....でも....


「基本的にってことは例外があるってことですか?」


「うん。滅多にないけど学園側からの許可が出た時のみ外出できるんだ」



裏仕事は学園側が許可してやらせてるからOKってことね。



「あと、階級の件なんだけど、まだ決まらないみたいなんだ。後日また連絡があると思うからそれまでは今の部屋で」



「はーい」



返事はしたものの内心嫌だ。



あんな負のオーラの塊の場所にいるなんて。



「じゃ、行こうか。君のクラスへ」



ここから始まる。



ここから私の物語が........





始まっていくんだ。