本部に着くと大きな部屋に通された。


「僕はちょっとした手続きとかやってくるからここで待っててね」


そう言って下谷先生は行ってしまった。



大きな部屋に残された私。



特にすることもなく部屋を見回す。




どれも高そうなものばかり....



《入学してお前はどうするんだ??》



頭の中にレオンの声が響く。



テレパシーか。


《言ったでしょ?自分と同じ目にあっている人達を助けたいって》



そのためにここに来たんだから。



《できるのか?》


《さぁね。できるつもりできたから、やるしかないわよ》




そういった時、ちょうど先生が戻ってきた。