ただ、キミの手を


それからも文化祭の準備は着々と進んでいき―――



無事、たこ焼きのメニューが決まりましたー!



たこ焼きだけじゃなくて、同じようにたこ焼き器でホットケーキの生地にソーセージを入れてケチャップをかけた「なんちゃってアメリカンドック」なんかもある。


みんなのおかげで全部で12種類の組み合わせ豊富なメニューができた。




「どれも美味しそだよね~~」


クラスの女の子がおしゃれに作ってくれたメニュー表を見ながら、舌なめずりをする茉央ちゃん。


こんな仕草すらも可愛いなんて恨んじゃうぞ。



ま、それは置いといて、ホントにみんな頑張ってくれたんだなあ。


このメニュー表もなかなか凝ったデザインになってる。


よくこんなに今風なデザイン思いつくよね。

わたしが作ったらぜったいごちゃごちゃになっちゃう。




「じゃ~ん」

みんなが黒板の方に注目する。


教壇の上にはこの前のスケッチのデザインのTシャツを掲げた美術部の子。


「えー!可愛い!」

「すげー!」


次々に歓声をあげるクラスの子たち。



「私たち1-CのおそろTシャツが完成しましたー!」

美術部の子が嬉しそうな声をあげる。



「まだこの1枚しかないんだけど、文化祭1週間前までには全員分とどくはずだから、楽しみにしててー」



メニューも決まってお揃いのTシャツも完成して、あとは当日の担当と買い出しのみ。


材料の買い出しは、保管や賞味期限の心配がないたこ焼き粉とホットケーキミックスは今週末に、他は腐っちゃうから前日に行くことになった。