入学してから1週間がたった。

クラスにみんなが馴染んだ頃に、この学校ではクラス別対抗サッカー大会がある。

私はスポーツが好きだけど上手くなくて。

男女混合だから大体男子が頑張る。

「速くあがれ!」

そんな声が聞こえてくる。

サッカー部の男子が張り切っている。

そんな中、淳はボーっとしていた。

「淳君!頑張って!」

他の女子が応援している。

気にもとめていない。

しょうがない、私も応援してやるか。

「淳君!ちゃんと動いて!」

その途端淳君がこちらにやってきた。

「何?俺に頑張出て欲しいの?」

顔が近い。照れる。

「う、うん。まぁ頑張って欲しいかな。」

目をそらしながら言った。

「そっか、じゃ頑張っちゃおうかな。」

そう一言言い残し走っていった。