4月6日桜季学園の入学式の日だ。

私は胸を踊らせながら高校生活初の登校をしている。

鼻歌をし、軽快にステップをふんでいた。

そんな時、ふと聞き覚えのある歌が耳に入ってきた。

サァァァァ

桜が揺れる。

そこには同じ桜季学園の1年が立っていた。

「ん?どうした、早く行かない初日から遅刻するぞ?」

そう言い残し彼は立ち去った。

私はなんだか懐かしい感じがした。