「なーんか、どっかの国の王子もここんとこ難しい顔してんだよねぇ~。
姫、心当たりは?」
「…ある。ありまくる。」
「ふふっ、まぁヒメちゃんの事だっていうのは予測済みっ◎
暁良に聞こうとしても、聞こうとしてること自体察して避けられるか、なんでもない!の一点張りでさ。」
あー、うん。想像つく。
「…アンタら2人の事に首突っ込んでかき回したりがしたい訳じゃないの。
純粋にね、幸せんなってほしーのよ。
昔からヒメちゃんの想いも暁良の事も知ってるあたしとしてはさっ!」
「……ねぇ、なんでそんなにいい女なの?ルカちゃん」
「なになに、あたしに惚れ直してもいーんだよ?どう?おすすめ物件!」
「桜路と出逢う前にルカちゃんに出逢ってたら確実にヤバかったわ。」
「いい女不動のNo.1は暁良ね。」
冗談を飛ばしながらクスクス笑い合う俺達。
「じゃあ、いい女No.2の西條ルカが聞くからどーんと話してみなさい!顧客満足度はNo.1よ?」
ほんと敵わねぇわこの人には。
「…こないだのGW中なんだけど___ 」
遊園地の日あった出来事を順を追って全て話す。
「え、あの暁良が女の子仕様で行ったの!?」
「って、いや今そこじゃなくて。」
「あぁ、そうだね。あとで写メみせて。」
「はいはい。笑」
「ヒメちゃん。ここで負けちゃ絶対にダメ。
暁良は凄く心が綺麗な子だから。
必ずヒメちゃんの真っ直ぐな想いは届くわ。
でもお化け屋敷の件は減点〜。」
「…結構クるから、俺も反省してもしきれてねぇのそれ。」
「あははっ、冗談よ。暁良もヒメちゃんもそーやってムキになっちゃうとこよく似てる。
この先何があっても忘れないで。
暁良を想う気持ちに素直に、自信を持って。
壁にぶち当たった時は乗り越えて自信つけるチャンスなんだから!逆境さえも楽しめる男になるのよ!!
いつでもその手助けはするから。」
「…ルカちゃん…俺マジでやばい。」
普段極力弱さを見せない俺。
ましてや涙なんて人前で流したことはあっただろうか…?

