あ、キツいキツい普通にやばい。
何とか必死にジュースを吸う俺。途端に口内に広がるメロンソーダの風味。
ん?俺の飲み物ってアイスコーヒーだったはず…
1つの疑惑が浮かび鼓動が早くなる。
さっきから "あーん" だの "間接キス" だのでここまで動揺して…恋したての中坊かよ!
頼むからしっかりしてくれ俺。
「どう…落ち着いた??」
桜路に声をかけられ混乱していた思考も徐々にクリアになっていく。
いいぞ落ち着け、姫宮夏樹。
「…死ぬかと思った。今日が俺の命日になるところだったんだけど。」
「ごめんって!死因がポテトは流石にヒメの人生の汚点になっちゃうよ。笑」
「お前反省する気ゼロだろ!?」
「むせるまでは口いっぱいに頬張ってハムスターみたいで可愛かったよ(笑)」
一瞬カチンときたものの両手で口元を抑えながら微笑んでる桜路を見たらそんなものスッと引いていく。
「誰のせいだと思ってんだよ。」
皮肉を込めた筈の発言も口角が上がっちまう。
結局どんなに見た目を飾ろうと、場所やシチュエーションが違おうと普段と何も変わらない俺達。
完全に桜路のペースだ。

