「な、なんすかいきなり…。」
全くこんな小柄なのにどこにこんな力があるのやら…。
「暁良から聞いたんだ!…まぁ当の本人は全然理解してなさげだったけど。」
瞬時に何の話か理解した。
あぁ、やっぱり最近のあいつの変化…原因俺だ。
そりゃそうだよな、一方的になっちまったし、あいつの性格上分からないことは悶々と悩み続けるだろうし。
「いやでも、それで本人困らせてるんだしダメじゃ…。」
「そのへんは大丈夫!あたしもフォロー入れといたし、こっからは君の頑張り次第。」
「ありがと、、ルカちゃん。」
自分の不甲斐なさに頭を抱えたくなったがルカちゃんの優しさに救われた。
なんて出来た人なんだろう。
「ま、幼なじみから関係性変えるとかなかなかハードだし相手は暁良だからねぇ…。
人の変化には敏感なくせに自分のことは超鈍感。
かなり手強いよ。それでも…」
「はい。重々承知っす。」
そう、ルカちゃんの言う通り桜路はなかなかな唐変木っぷり。
けれど、そんなこと気にしてちゃ絶対桜路は誰かに取られちまう。
もう決めたんだ。
俺の真っ直ぐな受け答えに、笑顔を見せてしっかり頷いた彼女。
「よし、そのいきだ!応援してる。
じゃまたね~お姫様♡」
「姫は余計だ!!」
反論むなしくケラケラ笑いながら帰っていく彼女の後ろ姿。
はぁ、素直に応援してくれてんなら最後の一言いらねぇだろーよルカちゃん…。

