優しくひなこを抱き上げる。
頬を伝う赤い傷口を、舌でツウッと舐める
すると、傷口は綺麗になった
少しの切り傷やケガなら癒すことができるの
怯えた夜桜のメンバー
...ここで記憶を奪って気絶されても困るよね
「...こんな形になってしまったけど、世話になった。
後日記憶を奪いに行く」
それだけ言うと、背中から黒い羽根をだしパタパタと数回羽ばたかせる
いざ飛び立とうとした瞬間
月が初めて大声を出してあたしを止めた
「待って!!...話がしたい。このまま倉庫に来てくれないか?」
真っ直ぐ目を見て呼びとめられた
その意志の強い目
いつの時代も、こんな目をしている奴らに会うが早々会えるものではない
「...この姿を見てもそんなことを言うのか?
お前はやっぱり、変わっているな」


