吸血鬼と少女と暴走族


土下座したって、怒りが収まるわけはない



「そうね。...破邪解散してくれる?

それで、みんなこれから夜桜に関わらないでくれるかしら?」




がバッと頭を上げて大きく頷く男




「...そう。それとあたしのことは、忘れてもらわないといけないんだけど

ここにいる、あなたのチームメンバーの名前全部教えてくれる?」





コクコクと頷く男は、一人ずつ名前を言い始めた



それをあたしが、輪唱する




すると、名前を呼ばれた男たちが次々倒れていき、口から淡白い珠が1つ出てきた




「...ひっ!あれは魂ですか?」



すっかり、怯えた男が尋ねる


「魂を刈るのは、死神の役目でしょ。

あれは記憶の珠

あたしという存在を見た記憶を奪ってるの、ここにいる人たちは、ただ抗争して負けて解散するって記憶になってるわ」





「さ、最後にあなたの名前は?」






プルプルと首をふる男

「やだ!これを写真にして儲けるんだ!」



怯えていたくせに

どこまでも汚い奴




「そう。。。    


本当は、この手は使いたくなかったんだけど」




男の目を優しく見る

男は、ぽーっと見つめ返す

そっと頬を撫で、首筋に牙を立てる



――ガブッ


吸血するときは、もっと優しくかむけど

こんな奴に優しくなんてしたくないから、痛みが出るように咬む




「...ッ。。。。うぁ」





ガクッと意識を失った


あたしの口からは赤い血が、滴っている