「...え?。...ッあ。...うっ....な、んだ。これ」
口から溢れる赤い蜜
ジュルジュルと音を立てて喉を伝う
吸血された者は、最初は痛い
だけど、痛みを紛らわす快感がその後を襲う
男は、未知の快感にただ、酔いしれるだけ
ガクッと男の膝が落ちた
あら。
飲みすぎちゃったかな?
死ぬほど飲むことは、ない
昔の話みたいに、吸血して、吸血鬼になるなんてこともない。
確かに、吸血鬼にすることは、できるけど、他の契約が必要
男の記憶を血と一緒に、吸い出し
そっと人目に着くところに横にさせて、その場を去る。
血を吸ったことにより、あたしは、真の姿になった。
黒い髪は、銀髪の長い髪に
黒い瞳は、赤い瞳に姿を変えた
このままじゃ店にも帰れないわね。
携帯で、店に電話して早退することに
このままここにいることはできないので、黒い翼を背中から出して
パタパタと数回羽ばたかせ、闇空に消えた


