「...ねぇ。あの噂は本当?」
またまた、急に尋ねられ
しかも、なんの脈絡もない話し方に、理解ができなかった。
「噂。。。?」
「毎晩のように、男を変えながら夜の街に消えて、同じ人とは二度と会わない。体の関係を作っているって話」
あながち、間違いではない
確かに同じ男をもう一度、餌にすることはない。
基本吸血したら、記憶はなくなるし
稀に、残ってる人もいる、そういう人でも二度は会わない
でも、体の関係を築いたことは、ない
「そんなの、噂でしょ?
仕事で男の人と接することが多いから、その場を見られて誤解されてるだけだと思うけど?」
ジトっと見られてる
「。。。なに」
「ん?綺麗だなっと思って」
んな!?
そんな真顔で言われても
急に言われたものだから、目を見開いてしまった
「ふは。クールフェイスが少し崩れた」
クスクスと笑う月
何だか、恥ずかしくって窓の外に視線を向けた


