吸血鬼と少女と暴走族




「...さない。」




「え?」




「許さない!!!」




カバンから出したのは、光る銀の刃



翔馬もとっさのことで動けてない



考えるより先に体が動いた



「あ、あんたなんか!死ねばい!!」



ザクッ何かを斬った感触が彼女を襲う

目の前には、想定していた男ではなく、黒い髪の綺麗な女性



その腕には、自分が刺したであろうナイフが刺さっている



赤い血が、ポタッと地面を濡らす




「...ったぁ。

人が人を殺していい理由はない、こんな物騒なことしちゃいけない」




黒い髪の女性は、傷む腕を抑えながら、鋭い眼差しで睨む




自分のしたことに恐怖で足が震え


無我夢中でその場を離れた