吸血鬼と少女と暴走族



賑わっている大通りから離れて裏路地へ



ここ、よく狩りで通ってた

入り組んだ裏路地

表に出れない奴らが根城にして迷路みたいに入り組んでいる



そんな一角



「...して。...てたのに」




急に女の人の声


そっと角から除くと、さっきの女と翔馬が向かい合って立っている



丁度あたしのところは、死角みたい



「あたしだけっていったのに!!」




「俺、そんなこと言った?

君のこと好きだとも言った覚えはないんだけど」



...さいてー。




泣き出してせっかく綺麗に引いたであろう、アイライナーはガチャガチャに崩れ、目の周りは黒くなってる




「それに、最初に言ったよね?

一番にはなれないよって?」





「そ、そうだけど」




さっきまで強気で出てた女性が少し小さくなる