吸血鬼と少女と暴走族


「寝ちゃったね」



「寝ちゃったね。

じゃないわよ。早くどうにかしてほしいんだけど?」




膝の上で気持ちよさそうに寝てる、人物を指さす




「無理無理。

月の寝起き最悪だし、起こして怒られるなんてそんな無駄なことないでしょ?」





さらっとひどい気がする




「...それにしても、ずいぶんみんな気を許してるね」




「その言い方は、俺はまだ許してないよ?って捉えていいのかしら?」





何も言わず、微笑を浮かべる翔馬




食えない人


双子や月、バカな亮太は、時々血をくれる、だけど翔馬は、何もしない


それはそれでいいんだけど、時々軽蔑するような眼差しを向けられるのが気に食わない




何とも言えない思い空気が流れてひなこは少し居づらそう



ガチャガチャ...バーンッ



「っくそ。あっちぃー!!」



そんな沈黙を破るように、乱暴にドアを開けて入ってきたのは、バカな亮太