吸血鬼と少女と暴走族



「空と海と仲良くなったの?」



眠そうに月が目をこする



「そうみたい?」


「っそかぁ。...ねむぃ」




寝ればいいし、さして興味ないなら聞かないでさっさと部屋に戻ればいいのに




あたしも、部屋に戻ろうかな




そう思って席を立とうとすると、腕を引かれる



「...どこいくの?」




「部屋。帰る」



「だめ。」



だめってあんたに、承諾してもらう必要はないんだけど




腕を引かれたあたしは、立つこともできず、もとの場所へ



ぽすんっと太ももに衝撃




柔らかい月の髪が膝を撫でる



「!?え?


ちょっと!ここで寝ないでよ?」





あっという間に規則正しい寝息




...勘弁して

このまま動けないじゃない