君のキスはミルク味【短】




隼人の“好き”という言葉を聞いたあたしは、さっきまでとは打って変わって上機嫌になっていた。




あたしってばほんとに単純だ。








コンビニからの帰り道、2人で手をつないでいた。



絡ませた指が、恋人同士であることを象徴しているようだった。










「…あっ!」




ニコニコしていたあたしだったが、ふっとあることを思い出した。



立ち止まったあたしに首を傾げる隼人。







「どうした?」









「……ねぇ、あたしと隼人ってそんなに釣り合ってないのかな…?」