お店から出て、あたしはガムの包み紙を開いた。 そして、それをそっと口に含んだ。 初めて食べる、隼人の味。 実は甘党のあたしは食べるのが初めてだったりする。 それが故、あたしには辛さの予測がついていなかった。 「っ!? %〆×☆¢*!!!」 あたしは声にならない叫びを上げた。 急いでガムを口からだし、あまりの辛さに咳き込んだ。