やっぱり君が好きでした。

男の人の声が聞こえ階段を
見上げるとそこには

「野村くん!?」

野村くんが壁に寄り添って
こっちを見ていた。

「松原さん。嫌がってるでしょ
やめてあげたら?」

「お前には関係ないんだよ!
さっさとどっか行け!」

そう言うと岩田くんの引っ張る力が
強くなっていく。

「実は俺にも関係はあるんだよね♪」

野村くんはニコニコと笑いながら
こっちへ降りてきた。

「俺殴るとか嫌いだから
早く松原さん離してあげてよ。」

急に野村くんの顔が真剣な目で
岩田くんを睨んでた。

「こんな女こっちから願い下げだ!」

と私を突き放した。
そして岩田くんは非常階段を降りていった

「野村くん助けてくれてありがとう
でもなんで助けてくれたの?」

「そりゃ困ってる子を助けるのは
男として当然でしょ♪それに…」

「それに?」

「妹を助けるのは兄として
当たり前じゃん♪」

「えっ?何言ってるの?私に
お兄ちゃんなんていないよ?」

「そうなのか?でも小学生の頃
一緒に学校行ったりクリスマスパーティしたりしなかった?」

「えっ、もしかして優くん!?」

「そう。ただいま美晴♪」