彼女のあまりもキツイ睨みに私は目を逸らせなくなった。
すると彼女はフッと視線を私から外し、先生を見上げる。
そして 彼女の手は先生の腕を掴み、
「先生~絶対話し聞いてくださいね。
約束ですから☆」
と、少し甘さを含んだような声。
さっき私を睨んだ時の表情とは大違いιι
まるで正反対じゃん…
私はそんな二人の姿をまた静かに見ていた…。
先生は彼女の言葉をスリーし、笑顔を向けていた。
まあ………私に危害が加わんないならどうでもいいけどね。
私はクルっとイスを回す。
ギシっという音と共に、回転する。
「てか………
なんで櫻井さんはここに居るんですか…… 」
――――――!
彼女の突然の発言だった。


