ドアの閉じた音がいつまでも 私の頭に残り、 何故か その場から動けなくなった そして 少しの間 そのドアを見つめていた… 何かを考えるわけでもない ただ…ジーっと見つめるばかり 伏せた目をゆっくりと開き歩きだすと 私の心は 少しの淋しさを感じたかのように もどかしい気持ちで いっぱいになった……―――