********** 『――い、………――らい、―― 』 微かな頭の片隅で、声が聞こえた気がした。 素直に目を覚ますことができない私 もう少し…、もう少しだけ… と、朝を迎えるのを拒んでしまう 『……――さ…らいさん―― 』 ……――あ… ―先生の声……― 私はゆっくりと目を開いた。 目覚めて一番始めに見たのは 先生の顔 私は虚ろな目で先生を見上げる 思うようになかなか目が開かなくて、ゆっくりと腕を上げ、手で目を擦った。 ぅ~ん、と目覚めたばかりで声が出ない。