――――

◆◆

「なんでテストなんかあるの…」


「学生だから」

「こ、こ…こんな問題わかるかあぁぁあっっ!!!!!」


叫びとともにわたしはその場の教科書やノートをひっくり返した。


「落ちつこうよ小春…」

「那恵はいいよね~頭いいから」

「反対に、小春ができない理由が理解できない」

小さく溜息をつき



「小春が悪すぎるんだよ」



「オイっ!」

失礼なっ

わたしはムっ!っと那恵を睨んだ。