「…で、なんでこんな時間にあの場にいたんですか?」 カップを片手に先生がわたしに問い掛ける。 「…それは……」 「それは?」 「……っ、先生に関係ありません。」 わたしはまた先生から顔を逸らす。 怖くて顔が見れない… はぁ… 先生が息をひとつ吐いた。 「わたしは教師なんです。生徒がこんな時間にひとりで歩いていたら心配するんですよ?」 ―――っ、 な、なに…それ?