先生……
「さて、」
―ビク!
一息ついた先生がわたしの方へ向かってきた。
「―こんな時間になにしてるんですか?」
口調が変わり、敬語になる先生
でも…なんか怖い。
「先生に関係ないでしょ…」
「…………。
関係なくないだろ…いま、危険な目に合ってたじゃないか」
あ…また変わった。
「ほっとけばよかったでしょ、わたし自分でなんとかできたもの…」
無性にムカムカしてきて、意地をはってしまう。
わたしは“ありがとう”の一言だって言えないまま……
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…