先生―――― 先生を見ただけなのに、なんだか嬉しくてたまらない。 少しだけ顔が赤くなるのを感じた。 『――櫻井…さん?』 先生は私を見て、少しだけいつもよりも目を見開いた。 『どうしたんですか?』 授業は?、と付け足すように聞いてくる先生。 「……………ッ、」 私は言葉を詰まらせる。 なんて、言っていいの……、 そりゃあ 授業中だもんね…。 普通、こんな時来たらおかしいよね、 先生…怒ってる……? 私は言葉を発しないまま、恐る恐る俯いていた顔を上にあげる。 ―――えッ…、