革命など、絶対そこには起こらなかった。この遺跡に描いてたじゃないか。あの日残された、人類の過ち。罪の遺産は、あるべき場所にあるはずだ。

俺は見てきた。
人がやってきた後悔を。
そうだ。多分きっと。これは。

「革命の兆し。フリタニアは近々、王が過ちを犯し、レジスタンスで溢れかえるのか。」

遺跡から出た頃にはどこからか視線を感じたが構わない。

今夜で世界は180度変わる。
俺にとっても、国にとってもそれは変わらぬ事実だ。
そう悟った。