そして、いつの間にか二人は終わっていた。

 なぜだか、彼と話す機会は自然と増えていった。最初はなんとも思っていなかったのに、ある日の彼の行動に私は惚れてしまった。

 私は男勝りで、下手したらそこら辺のひょろひょろした男子よりは男気がある。そんな性格だったので、男子のように扱われることが多かった。

 運動会の練習中、私は転んでしまった。そして、みんな爆笑した。私も笑ってくれた方がありがたかった。でも、彼は心配して、保健室に連れてってくれた。