ピピピピ―――

目覚ましの音が鳴り響く朝

「いたたたた……」

寝ているときにベットから私は落ちていたため、腰が痛い

ハンガーにかけてある制服に手にとる



今日もまたあの夢、か――――

今日で何度目だろう

『あの日』から週に1度は見るようになった『あの日』の夢

そろそろ忘れなきゃいけないのに、あの時の感情はまだ私の中にある


『あの日』から三年がたち、私は高校一年生となった

中高一貫に通っていたけれど『あの日』のことがあったから

もうそこにいることが耐えられなくなり、

中学三年生で瀬川高校を受験した


バカだったけど努力の末、見事合格した

『あの日』のことを唯一知っている友達も合格した

だから、一人じゃなくて寂しくない