「なんでシュウ君が持ってるの?!」
さっきからシュウ君には驚かされてばかりで、あたしの口からは質問しか出てこない。
「サクが運動部のスケットでいい成績ばっか取ってくるから、それを維持出来るならって言って鍵を貸してくれたの。」
千代子ちゃんは驚きのあまり固まっている私を見てくすくすと笑っていながらそう言った。
なんかさすがだなー…ってあれ?
てことは、屋上はサク君達専用…ってことだよね??
…教室に戻ろ…。
「あ!じゃあ、あたし戻るね!」
あたしは考えた挙句、中に戻るという選択をし、彼らに背を向けた。
すると



