朔田シュウ君。
彼は顔が結構整っている方で女子に影で人気があるらしい。
それでいて運動の才能がだれよりも飛び抜けていて、いろんな部活からスカウトが来ていたのを覚えている。
でも、勉強ではたしか下から数えた方が早いとか…はは。
真嶋千代子ちゃん。
彼女はとても美人で、それでいて真嶋財閥のご令嬢。
シュウ君とは違って運動も勉強も出来る。
才色兼備とはまさに千代子ちゃんのためにある言葉のようなものだ。
だから、告白は耐えないはずなのに何故か全て断っているらしい。
この2人はただでさえ目立つのに、幼なじみだからという理由でいつも一緒なため、余計に目立っていた。
おそらくこの学校で彼らを知らない者をいないだろう。



