私が指輪に見とれていると、草の茂みから千代ちゃんと泉舞君が出てきてそう言った。



「え?え?なんでそこに?!」



状況が把握できてないサク君を横に



「サクが嫌になったらいつでも俺のとこに来いよ?」


と泉舞君。



「苺花はいつでも私の嫁よ♡」



と千代ちゃん。



「だあああああ!!もう!!なんでプロポーズまで邪魔済んだよ!!」



とサク君は千代ちゃんと泉舞君を攻めていた。



「サク君!2人を攻めちゃダメだよ?」



なんて私も少しからかってみる。



そしたらサク君は



「そんなぁー。」



って今にも泣きそうになっていた。



私はそんなサク君の耳元で



「…よろしくお願いします//」



と花火の音で千代ちゃん達に気づかれないように呟いた。



そして、空には私達を祝福するかのように綺麗で儚い、大きな花が咲いていた。