「ねぇねぇ、1人なのぉ?」
「彼氏に置いてけぼりにされちゃったぁ?」
苺花を探していると、男2人組に邪魔をされた。
なんでこんな時にまで…。
「今急いでるので。」
私は素っ気なくその場を去ろうとしたけれど
「そんなこと言わないでさぁ♡」
と片方の男が肩をつかんできた。
「やめて下さい!」
私が嫌がると男達はさらにニヤニヤして喜んでいる。
気持ち悪い。
でも、今は本当にそれどころじゃ…。
「千代、ここにいたのか。ん?こいつら知り合いか?」
声のする方を振り返ると、泉舞が汗だくで立っていた。
「あ、泉舞。ちょっとナンパにあってて…。」
「あぁ。」
泉舞はそう言うと男2人の方を向き、
「こいつ見た目はいい女だけど、何の経験もないお子ちゃまだ。そんなお子ちゃまが好きってことはロリコンに入るのかな?入らないかな?どう思います?」
と少し悩ましげに言った。
「…なっ?!」
「…こいつ意味わかんねー。なんかめんどくさそうだから行こうぜ。」
泉舞にすき放題言われて、少し引き気味で男達は去っていった。
「これでいいだろ?」
泉舞はドヤ顔でそう言った。
「言い訳ないでしょ!!」
誰がお子ちゃまよ!誰がロリよ!!
一瞬助けてくれていいやつとか思ったけど、やっぱり変なやつよ!
「はいはい。苺花見つかったって連絡来てたから行くぞー。」
泉舞は私の言葉を軽くスルーして、携帯の画面を見せた。
画面を見るとサクから
『苺花無事!さっきの場所で待ってる!!』
と書かれたメールが来ていた。



