「苺花ったらどこにいるの…。」
人混みの中、必死に探した。
でも、苺花らしき人がなかなか見つからない。
泉舞とサクからの連絡もないし…。
どうして苺花の隣を歩いていなかったんだろう。
どうして苺花をちゃんと見ていなかったんだろう。
もし、苺花を見つけられなかったら…。
不安で胸がいっぱいになる。
「…苺花。」
ふと屋台に目をやると、そこにはさっき苺花が気にしていたミモザアカシアのネックレスがあった。
「…あ、これ。」
「ん?あ、それ買いますか?」
私はついついネックレスを手に取っていた。
さっきまで隣で笑ってたのに、どこにいっちゃったのよ…。
…これ、苺花にあげたら喜ぶかしら…。
「…おじさん!」
早く苺花を見つけなきゃ…!
私はネックレスを片手に人ごみを掻き分けて、必死に進んだ。



