「2人共何見てるの?」
少し歩くとサクと苺花が1つの屋台の前で足を止めた。
そんな2人の後ろから屋台を覗くと、そこには綺麗なミモザアカシアのネックレスが売っていた。
「あら、可愛いらしい♪でも、これすぐ壊れちゃいそうだし、もっと良いものを私が買って上げるわよ!」
私がそう言うと、泉舞とサクも続いて
「安いな。偽物じゃないか?」
「これで1000円は逆に高いじゃん!」
と苺花をからかうように言った。
それでも、どうしても気になるのか苺花はなかなかその場から動こうとしない。
確かに可愛いけど、なんであの安物のネックレスがいいのかしら?
「おい、そんなことよりそろそろ花火の時間だから場所取りするぞ。」
空を見るともうとっくに暗くなっていて、いつ花火があがってもおかしくない。
私達は急いでその屋台を後にした。



