「え、何言ってるの…?サクはただの幼なじみだよ。」
サクが恋人?そんなのありえない。
だって、サクは私のことを1番理解してくれる親友。
私が秋弥を好きなのも知ってる。
付き合ってるとかそんな…。
「…はぁ…。うち、サク君に一目惚れしちゃってこないだ告白したんだ。そしたら、『俺には守らなきゃいけないお嬢様がいるんだ。』ってサク君が言ってた」
守らなきゃいけないお嬢様…。
そういえば、サクに頼ってばっかでサクの好きな人とかそういう話全然聞いたことないな。
…私が頼りないから、だから、好きな人の話もしてもらえないし、悩みだって聞いたことないのかな…。
…やっぱり、私は強くならなきゃ…。
「どう考えても千代子ちゃんのことでしょ?だから邪魔だなーって思ってさ♪」
安斎さんはそう言うと突然誰かに電話をし始めた。
「あ、もしもし?こないだ話した子さ、好きな人いないらしいから犯しちゃっていいよ 笑
うん、うん。そそ。中庭にいるから。早くしないと逃げちゃうぞ〜♪」
犯す?
嫌な予感がした。
今すぐこの場から逃げなきゃってそう思ったのに、足がすくんで逃げられない。
「…千代子ちゃん、逃げないでね♡」
怖い。
自分の身は自分で守らなきゃって思ったばっかなのに…。なのに、私には自分の身すら守ることも出来ないみたい。
…私、このまま犯されちゃうのかな…。



