「…サク、ありがと。」
私達はなんとか逃げ切ることができ、サクに家まで送ってもらうことになった。
「千代が無事ならそれでいいよ。」
そう言ったサクは優しそうな笑顔で笑った。
それにしても、少し時間が経ったはずなのになかなか手の震えが止まらない。
…もし、サクが来なかったら…。
そう思うと怖くて、自力じゃ震えを止めることができない。
「……!」
サクは私が震えてるのに気づいたのか、ぎゅっと手を握ってくれた。
「そんな怖がんなって!ずっと俺が守ってやるからさ!!」
「…サク。サクは私の1番大好きな親友だよ。」
「…そうだな!俺達は親友だな!」
サク君の手は暖かく、震えは次第に止まっていった。



