「お嬢様。」
学校が終わって家に着くとメイド長のふみが私を待っていた。
「あら、ふみどうしたの?」
「本日のお勉強はお休みと旦那様がおっしゃっておりました。」
「え、お休み?」
「ええ、京極先生は外せない用があるとのことです。」
「そう…。ありがとう。」
「それでは、失礼致します。」
今日は秋弥来ないのか…。
もしかして私のせい…?
私が…好きなんて言ったから…?
….いや、でも、用って行ってたし…。
「あーもう!考えても無意味!!」
私が突然大声を出したせいか、廊下がざわついている。
「はぁ…。」
散歩にでも行こうかしら。
「…ひゃっ!あ!失礼致しました!!」
勢いよくドアを開けるとそこにはメイド達が3人ほど集まっておしゃべりをしていた。
「お嬢様、お、お出掛けですか?」
「ええ、すぐそこまで散歩にでも行ってくるわ。」
「それなら、車をご用意致しますね!」
「車はいいわ。本当にすぐそこだから。」
私はそう言って、そこから立ち去る。
そして、その後耳に入ってきた話に耳を疑った。
「…お嬢様、やっぱり元気ないみたいね。」
「だって、今日は京極先生のお見合いの日なんでしょ?」
「お嬢様は京極先生のこと大好きですものね…。」
…京極先生がお見合い?
「…ちょっとその話、詳しく聞かせてもらえないかしら?」
メイド達は躊躇いながらも教えてくれた。



