「俺、千代子ちゃんの家庭教師をやめることになったんだ。」 …今なんて言った? …家庭教師を…辞める? そんな…。 「…どうして?どうして辞めちゃうの?」 私は必死だった。 唯一の私の味方。 私の好きな人。 家庭教師を辞めたら先生に会えなくなってしまう。 「高校教師になることになったんだ!」 「…高校教師?」 「うん!やっと教職試験に受かることが出来たんだ!」 秋弥は嬉しそうに笑った。