今までずっと逃げてた。
分かってたのに分からない振りしてた。
でも、もう逃げない。
「…サク君。どこにいるの…?」
電話も出ないし、図書館の近くにもいないし…。
どこを探せば…。
「…苺花!!」
振り返るとそこには汗だくになって息を切らしているサク君がいた。
「サク君!!」
あたしは勢いよくサク君に抱きついた。
「…苺花?」
サク君の腕から熱が伝わる。
そして、サク君に会えた嬉しさと同時に気持ちを伝えるのが怖いと思ってしまう。
でも、あたしは伝えたい。
どんな結果になろうと…。
「…あのね。」
届け。あたしの隠していた想い。
「サク君が好き。」
心臓がばくばく脈を打って破裂しまいそうだ。
「ずっと見てた。嬉しい時も悲しい時もずっと…。」



