「泉舞から話聞いたよ。」
「…そっか。」
泉舞君の『逃げるな』って言葉が頭から離れない。
逃げるな…って何から?
あたしは…ただ4人でいたかった。
サク君と一緒にいる場所がどんどん変になっていくのが怖かった…。
…分からない?
…本当に?
「苺花。苺花ってほんと馬鹿ね。」
「え?」
「いや、まあ自分のことばっかで気付いて挙げられなかったあたしも馬鹿だけど!でも、苺花はもっと馬鹿よ!!」
千代ちゃんは目に涙を溜めながら言った。
「私達4人は苺花1人の行動でどうにかなるもろい関係じゃない!!…苺花はどうしたいの?」
「あたしは…」
…あたしは本当は分かってた。
どんなことがあっても、何があっても
「あたしはサク君に自分の気持ちを伝えたい。」
ずっとそう思ってた。
でも、逃げていた。
「苺花。サクなら苺花探すって走っていったわよ。行きなさい。」
弱い自分から逃げていたあたしの背中を千代ちゃんは押してくれた。
だから、行かなきゃ…!



