「突然どうしたの?」
「いや、なんとなくそう思ったからさ。ありがとう^^」
なんだか複雑だ。
だって、あたしには感謝される資格なんてないんだから…。
話は聞いたりしてたけど、それは全部自分の為。
サク君が千代ちゃん振られたって聞いて喜んでる自分もいた…。
こんなあたしが感謝されるなんておかしい。
「なんだ。全然進んでないじゃないか。というかサク、ここは飲食禁止だぞ。」
声がする方にはパソコンだけを持った泉舞君がいた。
そして、泉舞君は側にある『飲食禁止』と書かれた張り紙を指さす。
「え。まぢで?…まあ食っちゃったもんは仕方ないさ!」
そう言ってサク君はえっへんと開き直った。
「ところで泉舞君、勉強道具持ってきてないの?」
泉舞君はふっと笑い、パソコンを机に置くと
「パソコンと資料さえあれば出来るだろ。資料探してくる。」
と言って来たばかりなのにすぐに本棚の方へ行ってしまった。
なんか…さっきは変だとか思ったけど気のせいだったのかな。
いつもと同じ泉舞君だ。
「そういえばさ。」
サク君は教科書を見ながら言った。
「…苺花は好きな奴とかいないの?」



