図書館へ着くと、端の方で勉強をしているサク君の背中を見つけた。
「サク君!勉強頑張ってる?」
「お、苺花。あれ?泉舞は??」
さっきの泉舞君を思い出す。
なんだか寂しげで…聞いちゃいけないことだったのかな…。
「どうした?」
「あ、いや、なんでもないよ!泉舞君なら部屋に広げてた浴衣片づけてから来るって!」
「あー。…さっきのやつね。」
サク君の表情が曇る。
そして、少しの沈黙が流れる。
今日は泉舞君もサク君もなんだかおかしい。
なんかあったのかな…。
「そーいや、千代ちょっと遅れるって!」
サク君は沈黙を破るようにそう言った。



