「はい。終わり。そこに鏡あるから見てみろ。」
泉舞君はあたしからぱっと離れ、そう言った。
やっているのは離れてくれた…恥ずかしかったー//
「ってこれ…あたし?」
鏡を覗くとそこには大人っぽい雰囲気に包まれたあたしがいた。
「お前以外に誰がいるんだ。丈や柄、帯の色、髪型で雰囲気って変わるもんだろ?」
たしかにすごい変わって自分って感じがしない。
…でも、あたしはそんなことより値段が気になった。
これ絶対高いよね?!
急いで自分の財布をチェックする。
残金2,785円。はいオワタ。
「ぷっ。くっくっくっ…。お前相変わらずの百面相だな。」
あたしは真面目にお金のことを考えていたのに、泉舞君はそんなあたしを馬鹿にするように笑った。



