泉舞君とはキャンプの時以来で少し緊張する。



『泣いていいんだ。笑いたい時に笑え。』



あたしはその言葉に救われた。



でも、今思うと泉舞君に抱きしめられてたなんてなんだか恥ずかしい。



「苺花。」



「あ、あぁ!はい!」



突然向けられた泉舞君の視線にドキッとして声が裏返ってしまう。



「ふっ。何をそんなに驚いてるんだ。」



「あ、いや…。」



「飯でも食べに行くぞ」



「え。」




あたしは泉舞君に連れられファミレスへと足を運んだ。