「てか、千代が視線感じない日ってないんじゃねーの?」
サク君は千代ちゃんをからかうように笑ってそう言った。
でも正直なところ、サク君が視線を浴びない日もないとあたしは思う。
まあ、あえて言わないけど。
「そーじゃなくて!!なんか、こう…苺花といる時に感じるってゆーか。」
千代ちゃんは不思議そうにそう言って、私の方をチラッと見た。
「え、あたし…?」
きっと千代ちゃんの勘違いだろうなとあたしは思った。
するとサク君が
「苺花は可愛いからな〜。千代と違って^^」
とまたもや千代ちゃんをからかうように言った。
…冗談とは分かっているのに、サク君に可愛いと言われると何故か胸がきゅーっとなって顔が熱い。



