千代ちゃんには幸せになって欲しい。
だって大切な友達だから。
「ちょ、ちょっと、苺花…!」
さっきまで笑っていた千代ちゃんは驚いた顔をしてあたしの釣竿を指さした。
「ん?……っ!」
釣竿はがたがた揺れ、大きな魚が引っかかってるのが見てわかる。
「このっ…!」
急いで引っ張っては見るものの重くてなかなか上がらない。
「苺花!私も手伝うわ!!」
千代ちゃんも加わり精一杯引っ張ったけれど、それでもなかなか引っ張りあげることが出来ない。
魚ってこんなに重いものなの…?!
「私サク君と泉舞君呼んで……きゃっ!!」
あたしと千代ちゃんだけではだめだ、そう思い、サク君と泉舞君を呼ぼうとした。
でも、少し遅かったみたいであたしと千代ちゃんは逆に川のなかへ引っ張られてしまった。



