「苺花、さっきはごめんな。からかいすぎた。」
泉舞君を追いかけ、あたしも屋台の方へ向かうとサク君が隣に来てこそっと言った。
「…その、苺花の浴衣可愛いから自信持て!」
サク君の頬は少し赤く、あたしの頬もきっと赤いだろうなと思った。
照れくさくて俯いていると、ひとつの屋台が目に入った。
「あれってミモザアカシアのネックレス?」
そのお店には黄、ピンク、青、紫、と5色のミモザアカシアが入ったガラス玉のネックレスがあった。
サク君があたしの視線の先に気付き、歩くのをやめた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…