「ああいう人は頭ごなしに写真を捨てろって言っても聞いちゃくれない。僕にちょっとした策があるんだ」

「策?」

「うん。そろそろ、あいつらの停学が明けるんだよね」

蝶野がニヤリとした。
吉田と小早川は言葉の真意がわかり、ニヤリとする。
結城だけは何のことかわからなくて合わせて笑っただけだが。