「……こういう時にこそ、弱みを武器にすればいいのに」 カバンが飛んできて、1人に当たった。 飛んできた方向を見るといつもの無気力な顔で肩を回す吉田と、悲しそうに眉を八の字にする結城。 投げたのは吉田、カバンは結城のもののようだ。